CEFR(セファール)チェコ語A2の試験を受けた話

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こんにちは。榊です。
少々お久しぶりとなってしまいましたが、私は元気です。

Twitterを見ていらっしゃる方はご存知かと思われますが、チェコ語の試験が終わりました。

しんどかったです。

面接試験の時、頭の中真っ白になりました。
多分追試なのでもう少し頑張って勉強続けようと思います…。

1月24日追記:追試でした。笑

 

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そもそもA1、A2とは

私が留学の話をし始めた頃からA1、A2と言っていますが「そもそもそれってなんぞや。」と思っている方もいらっしゃるかと思いますので、軽く説明しておきます。

 

このA1、A2というのはヨーロッパ言語共通参照枠(The Common European Framework of Reference for Languages)というもので、ヨーロッパで広く用いられている言語習得状況のための指標です。
頭文字をとってCEFR(セファール)と呼ばれています。

 

A1,A2,B1,B2,C1,C2と全部で6段階に分かれていて、A1がその言語を習いたての超初級者です。そこからトントンと刻んでいき、C1でネイティブと変わらないレベルでその言語を扱うことができるというレベル分けになっています。

 

詳しくはWikipediaのURLを載せておくので、気になる方は読んでみてください。

 

 

私は今回こちらの指標におけるチェコ語のA2の試験を受けてきました。

 

ちなみに、A1のことは普通に英語でエーワンと読んでもいいのですが、基本的にその学習中の言語で読むと思います。
チェコ語なので普段はアーイェドナと言っています。

学習し始めの頃は英語読みとごっちゃになりがちですね。

 

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チェコ語A2の試験範囲

さて、A2は上記のCEFR(セファール)のレベル定義に、自身に関係の深い内容について理解することができ、日常の情報交換や、自分の慣れ親しんだ事柄であれば直接的なやり取りができる、という感じに書いてあります。

すごいざっくりまとめました。

もう少し細かく言うと、自分の出身や職業などの個人情報の説明、自分の家族、友人について説明をすることができる。自分の好きなものの話をする、今後の予定を話す、ホテルや美容院などを予約する、様々な種類のお店で買い物をする、などの日常的なシチュエーションにおいてきちんと対応ができるという感じになります。

 

この、CEFRのレベル定義は理解、表現できる内容で大まかに決まっています。まぁ当たり前なんですけれども。
となると、もちろんのこと文法が簡単な言語や、似た言語を習得済みの学習者は結構簡単にパスできます。

日本語が母国語、さらに英語もままならないような状況で、チェコ語をやっている私みたいなのは結構しんどいはずなんですよ。
もうちょっと気合入れてやってくればよかったですわ。

 

具体的なテーマは以下の通りです。
語学学校で使っている教科書のテーマそのままって感じです。こちらで紹介した黄色の教科書一冊まるまる(緑のワークブックは2冊分)です。

  • 自分のこと(名前、出身、職業など初対面時の会話)
  • 場所、道案内、公共交通機関
  • レストランや人の家に訪問した時のやり取り(注文や食べ物、飲み物などの名詞)
  • 自身の家族について(家族構成、特徴説明)
  • 時間帯表現、1日の行動
  • 昨日、先週など過去にしたこと(買い物に行った、仕事をしたなど)
  • 家について(マンションや一軒家などの家のタイプ、間取り表現、家具、部屋の名前)
  • 週末などこれから先の予定
  • 体の部位、病名など病院でのやり取り
  • 長期休暇でのアクティビティ、旅行
  • クリスマスやイースターなどの年間行事
  • 物事の原因説明(遅刻などの言い訳)
  • 天気や気候
  • 電話対応やメールの書き方
  • 洋服
  • 引っ越しと物の位置、配管工事や美容師などのサービス職の名詞
  • 人生の移り変わり(小中高大の学校、結婚や老後などの表現)
  • 日常の中での呼びかけやちょっとした命令(心配しないで、急いで、静かに、など)
  • 料理のレシピや物の重さ、量などの単位
  • 動物
  • 仕事について
  • 国の文化

 

最後の2つのテーマは文法のみでほとんど授業で取り扱っていませんでしたが、一応試験の範囲だったようです。

ちなみに、A1の試験範囲は教科書の半分の地点、教科書の12課までになります。
チェコのクリスマスや年間行事に関してのところまでですね。

 

「じゃあA2は13課から最後までじゃん」と最初思っていたのですが、一冊まるまるでした。
そして、テスト終わった今だから言えるのですが、あまり教科書後半の文法が出てこない。

めっちゃ勉強したのに!!!!!!!

 

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A2筆記試験

筆記試験の内容は読み、聞き取り、文法、作文の4セクションからなります。
それぞれのセクションで6割?7割?取れたら合格……だったような気がします(適当)

12ポイント以上って言ってたと思ったのですが、読みは12下回ってしまったんですよ。
隣の席の韓国人のお姉さんもリスニングで12下回っていたんですけれど、面接進めました。

よくわからん。

ベトナム人の男の子は面接進めなくて追試になっていました。
いやー、私ギリギリ。受かってよかった。

 

読み取りと聞き取り

読み取りと聞き取りはマークシートでした。

読みの問1は2択のはい・いいえ、それ以外は4択です。
ただ、この問題構成は年によって変わるっぽいのであんま頼りにしないほうがいいかと思います。
読み取りは普通に読んで問題に答えます。

 

当たり前なんですけれど、テストの問題文もチェコ語なので、時々何書いてあるんだかようわからん時があります。
A1の範囲をやっていた時は、授業中のテストとかで問題文がわからないことかなり多かったです。
勉強している内容よりも、問題文のほうが難しい。笑

 

聞き取りは、会話文がおじいちゃんとおばあちゃんの声ですっっっっごい聞き取りにくくて大変でした。

日常的に教科書の音声CDをよく聞いておくといいかと思います。
せっかく付属しているんですし。
教科書のCDはちゃんと老若男女さまざまな声質の人が収録されているので、いい練習になると思います。

 

読みとリスニングは単語力が大事!!!!!!!!!

 

文法と作文

文法問題は、選択問題と書きと半々でした。

A1A2と様々な文法事項を勉強してきましたが、範囲が広いからかあまり詳しくは出ません。
それこそ基本的な過去形未来系は、ややこしい動詞や2番目に置く単語が1、2問程度です。
とにかく格の用法前置詞です。

 

とにかく格と前置詞!!!!!!!! 

 

文法の対策はこれだけです。
範囲に入っていてもabychとか出てこないです。読みとか聞き取りでも出てません。

あんなに文法頑張ったのになぁってならないように、文法はさらっとでいいと思います。

 

作文のテーマは写真の説明が一問と、友人にメールを書くのが一問でした。

こちらは、量より質です。
語学学校の定期試験では文字量書けば結構点数稼げたんですけれど、本番はこのやり方はダメっぽいです。

同じクラスで私の半分くらいしか文章書いていない人が、作文満点取ってました。
ひえぇえめっちゃ頑張って話題ひねり出して書いたのに〜。と思いましたがまぁ残念でしたね。作戦を立て間違えました。

 

文章の構成、文の量、テーマに沿っているかも見ているとは思いますが、何よりも凡ミスを減らしたほうが点数は上がりそうだなぁといった印象でした。

私が一番していた凡ミスはスペルミス(アルファベットの上にちょんとかシュッとか記号つけるのも含める)でした。かなり訂正が入っていました。

 

あとはメールの書き方。
友達という設定なので敬語を使ってはいけませんし、メールの文章は出だし一文目の文頭で大文字にしてはいけないんですよね。二文目以降の文頭は普通に大文字使うんですけれど……。英語ってこんなきまりありましたっけ?

さらにメールのはじめに相手の名前を書くところで、きちんと呼格を使わなかったのでペケくらいました。
(呼格とは、呼びかけの際に用いる格の事です。例えばEvaさんの事を二人称として呼ぶ際はEvo!といった感じに、エヴァさんがエヴォさんになります。めんどいです。)

 

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面接試験

筆記試験を突破することができると、次に待っているのは面接試験です。
A2だと面接試験は最大で10分くらいで、会話をする面接官一人と、点数をつける人が二人います。

授業でもたくさん練習しますが、かなり満遍なく勉強しないとなりません。
山は張れないと思ったほうがいいかもしれません。

 

面接試験の流れは以下の通り。

  • 入室して荷物を置いたりコートを掛けたりする
  • 面接官の紹介がされる
  • 伏せてある番号札を一枚選ぶ(選んだ番号札が自分の受ける試験のテーマになります)
  • 基本的な会話(名前、出身、誕生日、家族のことなど)
  • 写真を見てそれを説明する(A4のコピー用紙に7〜9枚の写真がある)
  • テーマの書かれた紙を見せられて、その内容に沿った会話をする
  • おわり 帰ってOK

今までの21年間の人生色々なところで面接を受ける機会があり、難なくこなしてきました。
落とされたこともないですし、正直結構面接好きだし得意なんです。 
ペラペラおしゃべりしていればいいですしね。
(英検とか語学系の資格面接は受けたことありません)

緊張とかも、今まではほどよく楽しみだな〜程度の余裕のある緊張ばかりでした。

 

が、今回は違いました。
私は順番がクラスの中で2番目、朝の9時15分からだったのですが、
緊張しすぎて朝4時半まで寝られませんでした。やばすぎ。

もうどんだけ語学に対して苦手意識あるんだよお前。と。
自分で思いながら情けなくて泣きそうでした。

なんか、こんなに胃がムカムカするほど緊張するの本当に久々すぎて、人前で話すのが大の苦手だった小、中学生のときを思い出しました。
なつかしいなぁ。

 

3時間も寝れずに学校へ向かい、教科書やらなんやらを見返しながら友達と練習するも、20分前に腹痛。もう本当いっそころしてくれ〜って感じでした。やばい。

自販機であったかい飲み物を……、と思ったのですが、普段飲んでいるのはコーヒー系の甘いやつです。
腹いたいときにコーヒー系なんてトドメ刺す気か。と思ったため、飲んだことないけど美味しいでしょとチョコ系のを買いました。

 

こっち来てからホットチョコレート好きでよく飲んでいますから、まぁいつもの感じだろと思って買ったんですけれど、まぁあああああああっっっっっっっっまい。
もうめっちゃ甘い。え、うそじゃんって。あの自販機壊れてたんすかね……。

なんかもう踏んだり蹴ったりの状態でド緊張しながら面接に挑みました。

もう自分で書いてて思い出したくないですわ。笑

 

試験官は語学学校の先生なので(授業は受けたことがない先生)なんとなーく見かけたことあるなこの人。って感じの人たちが相手です。
模擬試験みたいなのを授業でやっていた時は、担任の先生も「簡単な会話と写真説明は割といいよ。会話は相手の言ってることよく聞いてね〜」って、いい感じだって言ってくれてたんです。

しかし、ド緊張している榊。
名前や出身あたりはどうにか言えたものの、自分の苦手な誕生日の質問が来てちょっとつまずきました。
そしたらそこで一気に焦って頭真っ白になってしまい、そのあとの数問相手の言っていることが頭に入ってこなくて何度も聞き返してしまいました。

 

そして、最大に運が悪かった。
写真の説明は自分が最初に選んだカードによって、一番準備が手薄なジャンルになったんです。十何種類もある中から、なんでピンポイントにそれ引いたん自分……。

本当に死んだと思った。
正直その場でもう無理なんでやめたいです……って言いださなかった自分を褒めてあげたい。

どうにかこうにか8、9枚の写真を説明し切ったのですが、この辺りで一周回って頭冴えてきます。
3番目の会話は普通レベルでできました。なんなんだ。

 

いやー、デレステのお年玉5等だったしそんな運使ってねえべ、と思っていたのですがアレですわ、無料10連のときにたくみんSSRと楓さんSSR両方ゲットしてました。
それですかねぇ。

いいタイミングで引きが強い人間になりたい。

 

多分追試になるとおもいますが、2019年チェコ語A2の試験はこんな感じでした。
受かってますように。

1月24日追記:落ちてました。面接の追試頑張ります。

 

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