プラハで出会った友人たちの傘事情

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(2019年5月、長期留学中に書いた記事です。)

 

こんにちは榊です。

もうすぐ日本は梅雨ですね。梅雨の時期大好きです。

平日昼間の鎌倉へふらっと遊びに行きたいなぁって。

 

さてそんな梅雨に必要な傘。

日本の傘はいろんな柄があって、可愛くて、大人っぽくて、機能的で、すごく好きです。
和傘もレースの日傘も好きだし、コンビニのビニール傘も好き。

都会の雨の夜って、光が乱反射してすごく綺麗だと思うんです。
ビニール傘は透明なので、傘についた雫がいろいろな景色や光を写してキラキラしているのが、本当に大好きです。

 

よく欧米の方々は傘をささないとか言いますよね。
これ本当にささないんですよ。

なんか、そんな話です。

 

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クラスメイトイタリア人の傘事情

先日、と言っても少し前ですが、そこそこの雨が朝から降っている日でした。

 

学校帰りにトラムの停留所まで歩いていると、後ろからクラスメイトのイタリア人お兄さんに声をかけられました。

学校終わりの午後1時半頃、結構ザーザー降りの中、傘をささずにフードを被っているお兄さん。

いやこれは傘必要だろう。と。

「今日は傘忘れたの?朝からそこそこ降ってたよね?」と言いながら私の折り畳み傘に半分入れてあげると、「いや、普通に傘持ってない」とのこと。

 

なんでもイタリアでは傘を持っていないのは普通の事らしく「だって必要無いじゃん。フードあるし。」と言っていました。
まぁ普通に雨が少ないんだと思います。プラハも雨の日少ないですしね。

現時点フードで防げて無いだろこの雨。と心の中でツッコミつつ、そういえば彼はフラットシェアしてたなぁと思い「同居人に貸してもらえばよかったじゃん」と言いました。

しかし、ルーマニア人の女の子とその彼氏くん(どこ出身かは忘れた)の二人もおそらく傘を持っていないとのこと。

 

家の中で傘を見たことが無いそうです。すごいな。

 

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ベラルーシ人の傘事情

こちらはデートに誘ってくれたベラルーシ人の友人。

日本好きな理系大学生。大学とは別で日本語の語学学校に行ってます。

 

彼の使える言語はベラルーシ語、ロシア語、英語、チェコ語に加えて日本語をtrošičku(トロシチュク:チェコ語でほんのちょびっとの意)だそうです。すごい。

trošičukuって笑いながら彼は言うのですが、なんだかんだ結構日本語できる。

私がチェコ語使いたいからチェコ語で会話をしてくれるものの、正直カレル大学一年生の日本語やってる子たちと遜色ない程度にはできます。
普段数学やら化学やらを勉強しているのにどうやって時間を捻出しているのだろうか。

 

しかも、ポーランド語やウクライナ語、その他スラヴ語圏なら、自分は喋れないけど相手が何言ってるのかは大体わかるそうです。

羨ましい……。私も頑張ろう。

 

さて、そんな彼とのお出かけの日は少し雲行きが怪しく、しかしガッツリ雨が降る予報でもなかったため、私は傘を持って行きませんでした。
荷物になるしね。

すると、少し雨がぱらついたところで「雨かな?」(日本語)と言いながら、彼はサッと折りたたみ傘を広げました。

あまりにも早かったので、びっくりして「あなた傘持ってんの!ベラルーシでは傘持ってるの普通なのね!」(チェコ語)と言ったところ、チェコ語で「いや、これ俺んじゃないんだよね笑」と。

曰く、今日は自分が企画したデートだから天気もちゃんと見るし、準備するのは当たり前だ。とのこと。ひえぇ~素晴らしい。(拍手)
そして、その傘はルームメイトのスロバキア人から勝手に借りてきたんだそうです。おい。笑

 

ベラルーシでも上記のイタリアと同じように、ほとんどの人は傘を持たず使わず、なのだそうです。

ミンスク(ベラルーシの都市)の彼の実家では家族4人で住んでいたものの、家の中に存在していた傘は1本か2本で、ほとんど使わなかったと。

傘が一人一本以下なんて日本人からしたらちょっとびっくりですけど、そういう気候の土地みたいです。

 

ちなみに、日本の我が家は5人家族ですが、傘は折りたたみが一人一本+共用の物が2、3本。

さらに大きい傘に至っては一人一本+誰のかわからないものが大量。

折りたたみも大きいものも、すべて合わせたら20本近くはあるんじゃないでしょうか。

 

そんな話をベラルーシ人の彼にしたら「Ježíš…」(イェジシュ)と言って口元に手を置いてました。

そんなレベルか。

 

Ježíš(読み:イェジシュ)とはイエス・キリスト(Ježíš Kristus)のことで、感嘆詞としてよくみんな使ってます。日本語で言うと「マジか」みたいな。後はBůh(ブーフ:神様のこと)とかも聞きますね。

 

“Ježíšmarjá”(イェジシュマリア)こちらも頻繁に耳にします。
イエスと聖母マリアの名前の組み合わせから来ています。

これらの「神様~!」系は英語だと“Jesus Christ”とか“Oh my God”に当たるんですかね。

日本の古典で言うところのなげきことば。「あなや」とか。
「鬼はや一口に食いてけり。あなやと言ひけれど、神鳴るさわぎに、え聞かざりけり。」伊勢物語の芥川のこの部分とか、みんな学校でやりましたよね。
あんな感じです。

辞書的な現代語表記だと「おやまぁ」とか?

おやまぁ。なんて日常で使わないですけどね。
マジか。」とか「やば。」だと思ってください。

 
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中国人の傘事情

こちらはクラスメイトの女の子、ティーンエイジャー真っ只中!!って感じの元気な子です。かわいい。

 

傘の話をしたのは学校に遅刻して行った日のこと。

寮が同じなので普段からちょこちょこ見かけはするのですが、その日はばったりロビーで会いました。

「お前も遅刻かい笑」なんて言いながら一緒にトラムに乗って学校へ行ったのですが、なんかかわいい傘を持っていました。

 

あひるちゃんです。
持ち手の部分があひるの顔になっているんです。

それを持っている彼女が何とも言えず面白可愛くて、日本語で「やべえwwwこれめっちゃかわいいじゃんwwwww」と言ったら、「かわいい」が聞き取れたのか、日本語で「かわいい!!!かわいいね???」とニコニコしながら傘をぶんぶん振り回していました。

あんたのが可愛いわ。笑

彼女は日本のポップカルチャー大好きっ子なので「かわいい」という単語は知っているんですね。

 

「どこで買ったの?プラハ?」と聞くと、彼女は「中国中国!!プラハにこんな可愛いの売ってないよ!!笑」と言っていました。

まぁそのあたりは私も同意かなぁ。笑

彼女曰く、日本のちょっとした雑貨なんかも可愛い重視だし、韓国もそう。
中国にも何かと可愛いものはいっぱいあるけれど、チェコの雑貨で可愛いものを買うとなると、わざわざ探さなきゃならないのやだ〜。とのこと。

 

日本だったらとりあえずLoftとかハンズに行けば何かしら可愛いものがあるんですけれどね。

プラハだと可愛い重視の文房具とかあんまり無いよね。
水筒とかそういうちょっとした雑貨とかも。

まぁそういう場所です。

きっと日本に帰ったら物欲半端なくなるんだろうなぁ。

 

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チェコ人の傘事情

日本語、日本文化を勉強中の友人たち

よく飲みに行ったりしている友人たちです。

あまり雨が降らないのでそうそう傘や雨の話にはなりません。

 

ちょこちょこ一緒に勉強したり、飲みに行ったりしていた一人のチェコ人の男の子はカバンに大体折りたたみ傘が入っていました。

何で持ち歩いているのかは聞いた事無いのですが、雨が降りそうになるといつも「傘ありますよ」(日本語)と言っていたので大体毎日入っているんじゃないかなぁという推測です。

雨の予報の時だけ入れてた可能性もありますけど。

 

同じように日本語を勉強中の女の子の実家へ遊びに行った時、天気が悪く、傘を貸してもらいました。

みんなで外へ遊びに行こうとした時、雨がそこそこ降ってたのですが、彼女は折りたたみ傘を4、5本持って出てきたので驚いたのをよく覚えています。

ヨーロッパの人のお家なのに家に傘がめっちゃある……!!って。

「レインコートもあるよ!!!」って言ってました。

雨降る準備万端か。

 

日本にあまり関係ない友人方

音楽が好きだったり、建築が好きで日本のコンテンツもいいよね~くらいなだけで、日本という国そのものに対しての興味がめちゃくちゃ高いというわけでは無い、普通のチェコ人の友人たち。

 

お家に遊びに行ったりすると、やはり傘立てなんかは置いて無いですね。

折りたたみ傘とかはどこかにしまってあったりするのかもしれないですが、彼らのお家の中で大きい傘を見た事は一度もありません。

というか、街中でも大きい傘を持っている一般人をほとんど見かけません。
(観光ガイドのお兄さんとかは、赤?緑?のめっちゃ目立つでかい傘を差して、ツアーどうですか〜とか声かけてたりします。)

 

やはりあまり使わない模様。

ですが、雨になるとどこからか折りたたみ傘を取り出す人も結構います。

プラハに住む人ではなくて観光客なんでしょうか……??

 

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おまけ:雨用靴カバー

傘の話じゃ無いんですけれど、ビニールの靴カバーってご存知ですか?

私その物の存在すら知らなかったのですが、どうやら日本も100円ショップとかで売っているらしいですね。

 

上で登場した中国人の女の子が学校にそのビニールの靴カバーを持ってきていて、帰り際クラスの先生がめちゃめちゃビックリしていました。

丁度、他のクラスの先生が用があったのか私達のクラスに入ってきたのですが、あまりにも驚いていたうちのクラスの先生は「ちょっと!!!あなたこれ知ってる!!!??」ってその入ってきた先生に聞いてました。

その聞かれた先生は「あぁ〜。私も最初驚いたけど、うちのクラスの中国人の子も使っているわよ笑」との事。

 

正直私も初めて見たのでめっちゃビックリしました。笑

そんなもん存在するのか……。って。

しかもなんかただのビニールではなくて、ちゃんとボタンとかついてました。

 

他の国の雨の日事情とか、ご存知の方がいたらコメントとかで教えてくださると嬉しいです。

私が「へぇ〜」ってなります。

 

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注意!

※この記事で書いた友人たちの事情はあくまでその人個人の事情であり、必ずしもその国の人が全員そうというわけではありません。「へぇ~、あの国はそんな人もいるんだなぁ~」くらいの気持ちで読んでくださいね。

 

この記事のサムネイルについて

Instagramでは留学中の写真をまとめています。

これらをトリミングしブログのサムネイルに使用していますので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。

こちらの方が画質よく見ることができます。

 

 
 
 
 
 
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