こんにちは〜。榊です。
チェコ語の教科書(1)に続きまして、こちらでは実際に文法を勉強するのに使っている書籍を4冊(+1)紹介していきます。
前回の記事↓
自分で勉強するのに使っている日本語で書かれた本が2冊、チェコ協会のチェコ語教室で使っていた英語で書かれた本が1冊、現在プラハの語学学校ÚJOPで使っている基本チェコ語で時々英語で書かれている本が1冊(+専用のワークドリル)になります。
すべての書籍でチェコ語の音声が付属なりDLなりで手に入るので、リスニングの勉強もしっかりできます。
日本語の2冊
まずは日本語の本から紹介します。
どちらもいいところ、もう少し欲しいところなど様々ありますので、それぞれ詳しく書いていこうと思います。
チェコ語の基本
こちらはひとつ前の記事で紹介しました、白水社の『チェコ語のしくみ』と同じく金指久美子先生の著書になります。三修社からの出版です。
2枚目の写真を見ていただければわかるように、それぞれの課のはじめに学習する文と単語が出てきて、それらを把握した上で文法の説明へと続きます。
文法の説明のところには練習問題が付いており、数課ごとにまとまって応用と実践の問題ページが付いています。
一番最後にも最終確認テストが付いているので、1冊終わらせた段階でどれだけの実力が身についているかを確認することができます。
文法の説明もとても丁寧で、何より本の最後にチェコ語日本語、日本語チェコ語、両言語から引くことができる語彙集が収録されています。
どこの課でできた単語なのかすぐわかるため、勉強を進めやすいですね。
こちらは一回一回の勉強をじっくり時間をかけてやりたい方、日本語で丁寧に説明を読みたい方にオススメです。
ニューエクスプレス チェコ語
こちらはチェコに来てから出会った書籍になります。
現在知り合いの知り合いからお借りしている最中です。
白水社出版で著者は保川亜矢子先生です。
こちらは先ほどの『チェコ語の基本』に比べると厚さは半分以下です。
したがって文法の説明は簡素になりますが、その分文法関係の表が多く見やすい構造となっています。
各レッスンの始めの見開きは文章と重要単語、続く見開きで文法の説明がされています。
この見開き2ページを1レッスンとして、2レッスンが終わった段階で見開き1ページ分の練習問題と単語力、表現力アップを図るための単語集、例文集が1ページずつ収録されています。
1レッスンのページ量が多くないので、まとまって時間が取れない方や、通勤・通学時間をうまく使って勉強したい方にオススメです。
追記(2019.10.22):2019年の7月に新しく出版しなおされたようです。
手に取って読んだわけではないので変更部分はわかりませんが、何かしら情報が新しくなっているとは思いますので新しい方の書籍にURLに差し替えておきました。
英語で書かれたチェコ語の教科書
こちらは東京のチェコ協会でチェコ語教室に通っていた際に使っていたものになります。
カレル大学が出版していることをプラハに来てから知りました。
なのに、なぜか私があまぞんで購入したときはロンドンから発送されたんですよね。
よくわかんない。
こちらは本にCDが付属していないので、インターネットでDLします。
URLはこちら↓
Soundcloudというサービスでの配信になっていますので、すでにアプリを入れている方はリンクを踏むとアプリへ飛ぶかと思います。
追記:この本のサウンドページリンクを貼ったのですが、このページに埋め込みという形になっているみたいです。そしてスマホでこのページを見ている方が上記リンクをタップすると、PlayストアやAppleストアへ飛ばされるようです。
パソコンで見ている方は、YouTubeの埋め込みのようにこのページで直接音源が再生されるようです。
気になる方はSoundCloudのページで検索してみてください。
ウェブで聞くこともできるのですが、私は携帯にアプリを入れてそこにDLしているので、Wi-Fiのないところでも問題なく再生できます。
便利な世の中だ。
書籍の内容としては、上記2冊と比べて密度が高いように思います。
そして、写真や絵が多いので理解の助けにもなりますし、先ほど紹介した書籍のように文法メインというよりは文法と会話練習と半々くらいです。
問題演習もかなりの量があるものの、文法の説明はかなり省略されていると思います。
さらに、密度が濃いことで一冊で勉強する文法の量が少ないです。
過去形までしか入っていません。
まぁ、過去形に行くまでの文法事項がこまっっっっっっかくて量が多いのでしょうがないっちゃしょうがないのですが。
私がこれを使用していたときは週一でチェコ語講座があり、先生から教えてもらうのがメインだったため本のなかでの説明はそこまで必要ではありませんでした。
先生や、言語交換パートナーなどが身近にいる場合や、私のように日本語の書籍と合わせて使っていくというやり方がオススメな一冊です。
やはりこの問題演習量や、チェコ語の音声の量、コンパクトさを考えると持っていて損はない一冊ではないかなとおもいます。
語学学校で使用している教科書
さて、こちらは語学学校で現在使用中の教科書になります。
大きくて重量もあります。
中学高校の時に使っていた社会科の資料集みたいな感じですね。
CDがついていますが、サイトからDLすることも可能です。
榊はパソコンがCDを読み込んでくれなかったため必死こいて音源探してDLしました。
Czech Step by Step
内容としてはひたすら演習といった感じですね。
全部で24レッスンに分かれており、語学学校では半期に12レッスンずつ進め1年で1冊が終わるようになっています。
各レッスンではレストランで使う単語や会話、家族の紹介、時間や数字お金の表現、物件探しのときに使う単語や例文、病院で使う会話、などなど実際の生活で必要なシーンを元に文法や単語を勉強していくという形になっています。
ただ、重要な文法説明は英語でされているものの、見出しや問題文などはすべてチェコ語です。
最初の方とか勉強する内容よりも問題文の方が難しいです笑
レッスンのテーマがかなりうまく構成されていると思うので、チェコで住みながら勉強するにはとても向いています。
あるいは勉強してすぐチェコへ来る予定のある方などにオススメです。
実際、授業で習ったことをその日の放課後に街で使うなんてこともありました。
さらに、こちらは別売りになりますが専用の問題集もあります。
同じ大きさで1冊に12レッスン分、1冊の教科書に対して2冊分の問題演習があるということになります。
量としてもかなりありますね。
教科書の内容に対応しているので、問題集だけを買ってもフルで使いこなすことはできません
ご注意ください。
教科書
教科書前半 ワークブック
教科書後半 ワークブック
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