日本出身なのでコロナウイルス持ってませんよ!というのが通用しなくなってきたのを感じた一人旅

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こんにちは榊です。

プラハに再度短期留学中です。

 

こっちに来てから、アジア人の見た目で何かと「出身はどこ?」「コロナウイルス大丈夫?持ってない?」と何かと聞かれるようになりました。

まぁ当たり前っちゃ当たり前です。

 

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「日本から来ました。」

こちらに到着してから2週間ほど、2月14日(今回の小旅行の出発日)よりも前はいつもこれを言っていました。

とりあえず出身を聞かれるので、国名を言えば相手も「あ、なんだ日本か。中国じゃなくてよかった。」って思ってくれますから。

 

ただ、ここ数日で一気に日本で感染者増えていませんか?

日本に関する情報源がTwitterくらいしかないため、よくわかっていませんが、毎日のようにコロナ関連のワードがトレンドに一度は上がるような気がしています。

これらの話題がどれほどヨーロッパの人たちの元へ届いているのかわかりませんが、気にしている人は知っていると思います。

 

そうなるとおちおち「出身は日本です」とも言い切れなくなってくるんですよね。

こんなにも出身国を言うのがはばかられる状況になることがあるなんて、思ってもみませんでした。

 

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ヨーロッパ一人旅行

現在、14日から土日と+αを使ってチェコ国内を出て、スロバキア、オーストリア、ポーランドとやってきました。

お安く行き当たりばったりな旅ですので、いつも電車や宿泊はドミトリーで他の人と一緒の部屋を使ったり、電車の個室席でも、6人個室にギリギリ予約に滑り込んで満席になったりなど日常茶飯事です。

だいたい私が入って満席。

 

ブラチスラヴァ行き列車と宿泊

プラハ発ブラチスラヴァの列車ではチェコ人のお兄さん1人、おじさん3人、中東系のお顔立ちの人1人。

私が一番最初に入って座っていたのですが、わらわらと皆さん入ってきて着席されるのですが、私と顔を合わせてあいさつした瞬間に、昨年の留学中には感じたことのない、一瞬の間があるんですよね。

今回の留学に来てからですよこの差別とはいかないまでも微妙な警戒感。

全員そろってそろそろ出発かな~って頃合いで「あの、私日本出身なのと、1月にはプラハに到着して新しいウイルスは持ってないので、心配しないでください。」とチェコ語で伝えたところ、やはり微妙な緊張感が解かれたような空気になりました。

「おっけーおっけー!そんな気にしてないけどな!教えてくれてありがとな!!」みたいなことを一人のおじちゃんに言われたのですが、お前めっちゃ気にしてただろ。笑

 

お次はブラチスラヴァでのドミトリーです。

一晩ご一緒しますからね。そりゃ皆さん心配でしょう。

こちらは外国人の観光客が多そうなので、上記の車内と同じように今度は英語で伝えたところ「よかった~ちょっと心配したよ」って言われました。

 

ウィーンからポーランドクラクフへ

ブラチスラヴァの後に泊まったウィーンではシングルルームでしたので、そういったことはありませんでしたが、ウィーンからポーランドのクラクフへ向かう寝台列車で相部屋になったドイツ語を話される奥様から「あなたどちらのご出身なの?」と聞かれました。

とりあえず「日本です。」と答えたのですが「じゃあ例のウイルスと接触はしていないのね?」と念押しに質問されたので、1月末にプラハに到着して今はプラハに滞在しているので関りはありませんよ。」とお伝えしました。

とりあえずは納得していただけたようです。一応日本のパスポートも見せました。

中身は中国への入国歴があるので見せられませんけどね。不安を煽るのはよくない。

 

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日本からの旅行者

ただ、自身がヨーロッパの方々からこういった扱いを受けているのは、まぁしょうがないかな。当り前よね。と思えるのですが、正直、街中で日本からの旅行者や中国語を話す人たちを見ると身構えてしまう自分もいます。

プラハにいたときはそこまで日本が大変なことになっている印象がなかったのですが、ここ数日はTwitterやニュース欄に嫌と言うほどコロナウイルスの話が出ています。

 

怖いんですよ。海外生活があと約1か月もあるのに、こんなところで肺炎なんてかかっていられません。

 

旅行先、特にウィーンはプラハと比べても日本人観光客が多いですから、レストランで近くに座った日本人グループやすれ違った人たちを無意識のうちに怖がっています。

申し訳ないのですが、本当にそうなるんです。

 

こんな状況の中、明日には日本から旅行に来た友人たちと一緒に観光しますし、数日後には母親がプラハへやってきます。

正直怖いです。母にも友人たちにも会いたかったのは事実ですが、それと同じくらいコロナウイルス持ってないよね?という気持ちがあります。

情けねえ。

 

そして、もともと確かにプラハ大好きであの街にいたいし、日本帰りたくないなあ~とは思っていたのですが、それ以上にこんな否定的な気持ちで日本に帰りたくないと思うようになるとは思いませんでした。

ちょっとショック。

4月からの就職も接客業なので怖いです。

 

こうなったときにサッと海外でもどこでも逃げられるお金と、仕事と、その他様々な機会を持っていられる人間になりたいなぁと思いました。

いつか困ったことが起きたり、人生を投げ出したくなったら、チェコに逃げてこようと思ってはいますが、それがポンってできるようにしておかなくてはなりませんね。

本当に冗談じゃなく、そんな状況が起こり得るんだなぁと、今回のコロナウイルスで実感しました。

 

ますます結婚とか考えている場合ではなくなってしまいます。笑

人生って難しい。

 

この記事のサムネイルについて

Instagramでは留学中の写真をまとめています。

これらをトリミングしブログのサムネイルに使用していますので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。

こちらの方が画質よく見ることができます。

 

 
 
 
 
 
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