【就活#1】就活業界の闇を垣間見た

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こんにちは。榊です。

就活してます。

最近イベントがきっかけで就活エージェントさんが専属でついてくださることになりまして、いろいろぶっちゃけたお話も聞かせてもらいました。

おもしれぇなぁと思った話、というよりひょえぇと思った話をまとめます。

 

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就活代理店(エージェント)とは。

このHPへの訪問者の年齢層はよくわかりませんが、就職活動を一度もやったことがない方もいらっしゃるかもしれませんので、とりあえず就活の概要をお話します。

 

主な企業とのコンタクトの取り方は

  • 気になる企業のHPや求人に関するページから直接応募する
  • 就活系のイベントに参加して企業の人事と出会う
  • 就活サイト経由で求人を探し、応募する
  • オファー型の就活サイトに登録し、企業から連絡をもらう
  • 大学の就職課で求人を紹介してもらう
  • エージェントを利用して企業を紹介してもらう

こんなところでしょうか。

 

あとはバイト先の常連さんが重役で〜とかのコネ入社も結構あるみたいです。

ホステスやバーテンダー、老舗レストランなんかで学生時代にアルバイトしていると、コネ入社の道はそこそこあるみたいです。私はありませんでしたけどね。笑

 

さて、上記の方法の中で、今回お話するのは就活エージェントです。

簡単に言うと、就活生と企業の間に立ってそれぞれの話を聞き、就活生、企業の紹介をしていく会社です。人材業界ってことです。

 

就活生との面談では、どんな経歴を持っているか、どんな子か、好きなもの、将来のビジョン、理想のライフスタイルなどなど様々な面を見てその人に合う企業、その人の希望する要素を持った企業を紹介します。

企業側とも同じように、基本情報、働き方、社風、福利厚生、どんな学生を求めているか、どんなキャリアプランを描けるか、などなどをヒアリングしてその企業にマッチしそうな学生に対して説明会などを紹介する、という感じです。

 

就活生側はお金を払いません。

エージェントから紹介された企業で内定をもらい、それに対して就活生が「御社に入社いたします」と承諾すると、内定を出した企業からエージェントに対して支払いが発生します。

 

人間を集めるのに企業も必死ってことですわ。

 

エージェントの主催する就活イベントでも同様の流れでお金が動くみたいですね。

合同説明会なんかだと、ブースの出展1日につき30万とかかかるらしいです。とあるエージェント企業の社長と仲良くなった時に社長が話してました。

就活イベントで出会った企業がやばかった話もぼちぼち別記事に書いていきますので、お楽しみに。

 

 

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人生に”勝手に”寄り添ってくるエージェント企業

さて、みなさんエージェントという言葉ですが、近年よく耳にしますよね。

人生の節目、何か大きな選択をする際によく使われるような気がします。
就活エージェント、転職エージェント、留学エージェント、婚活エージェントなどなど……。

代理店企業が大きくなればなるほど、様々な業界に進出してくるものです。

一つの企業が複数の業界に進出しているとどうなるでしょうか。

 

顧客のリストをそのまま使えるんですね。

 

それはつまり、下手したら一生その企業が身近にいることになるかもしれないということ。

一生かどうかはわかりませんが、少なくとも向こう10年は確実に連絡してくると思います。

 

一番最初、例えば就職活動でとある企業に頼り、自分の個人情報を預けたとしましょう。

無事新卒での就職も決まり、働き始めます。しかしこのご時世、多くの方が働き始めてから2~3年の間に何かしらの形で転職を考えます。

そのタイミングで就活に使ったエージェントの転職部門からメールなりなんなり、案内が来るわけです。

 

「今のままでいいんですか?転職しませんか?」って。

「給料少なくないですか?」「お休みはありますか?」「スキルアップしたいですよね?」「30代に向けて、今、さらなる自己成長をしていきませんか?」と囁いてくるのです。

怖い。

 

少しでも転職を考えていた人はもちろんのこと、転職を考えていなかった人も、これをきっかけに一度ふと立ち止まるのです。

その段階で「このエージェントを使ってみようかな」と思えば連絡をしますし、そうでなくても「転職をする」ということに関心が出てくる可能性があります。

業界全体における顧客層の補充です。自分の会社の利益につながるかもしれません。

 

そうやって転職を数年ごとをメインに勧めながら、今度は20代後半あたりから「結婚はどうですか?」と言ってくるわけです。

ある程度働いてお金に余裕のある層に、もしかしたら女性に対しては「30歳まで時間がない!」なんて煽っているのでしょうか。

なんにせよ、今は婚活エージェントや婚活イベントで出会った人同士で結婚ということは珍しくありません。

エージェント使って結婚相手探そうかなぁという気持ちを持たせます。

 

そして式を挙げるとなったら婚礼エージェントを使う可能性も出てくるんですよ。

やばい。

一生付きまとわれる可能性があります。

 

と、こんな話をエージェントのお姉さんから聞きました。

よくまぁ業界の闇を就活生に話すなぁと思ったものの、そのお姉さんのいる企業は新卒の就活に特化したエージェントでしたので、その後もなにかと連絡が来るということはないのだそうです。

そもそも他の部門がありませんからね。

 

数年経って転職エージェントの部門ができました!とかで連絡きたら爆笑です。
楽しみにしています。

その時また面白いことがおこったらブログの記事にしますね笑

 

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私の電話番号が拡散された話

就活始めたての頃、何からすればいいのかわからずとりあえず検索に引っかかった就活イベントに参加申し込みをした榊さん。

いくつか申し込んだ中に、上記のエージェント(業界の闇を話してくれたお姉さんがいる企業)主催のイベントがありました。

 

申し込みをすませた数十分後、私の携帯に着信が入ります。上記の主催エージェントかなと思ったものの、違いました。申し込みをしたウェブサイトを運営している会社です。

なんでも、就活をしている学生にアドバイスやエージェント企業、イベントを紹介し、加えて自社にもエージェント部署を持っているのだとか。

ややこしいわ。

 

ですが、就活始めたての榊さん。右も左もわかりません。

とりあえず得られる情報は片っ端から取りに行きます。

電話口のお兄さん曰く「とにかくたくさん話を聞きに行った方がいい!」とのことで、エージェント企業をたくさん紹介してくれました。

 

紹介と書きましたが、半ば強引にアポイントを取られました

「直近で空いている日を3日教えてください!」と言われ、まだ動き始めたばかりの、帰国後間もない大学すら休学中の私です。予定はガバガバ。とりあえず数日お教えしたのですが、いきなり8件面談を入れられました。

意味がわからないですね。3日に8件ですよ。

しかも、行くなんて一言も言ってません。

 

紹介をしてもらって、こっちと先方で予定を取り決めるならわかります。ところが、どこぞの誰ともわからないお兄さんの仲介で、連絡先すら知らない相手と会う予定を入れられたんですよ。

マジで意味がわからない。

「○日の△時、□というエージェント企業に行ってください!」って電話越しに言われるんです。それも一度に8件。1日あたり2、3件ですよ。頭がパンクします。

しかも面談の間が1時間とかなんです。それで都内の電車使って移動して、別の企業で面談して〜って無理でしょ。バカじゃないの??

電車の遅延や面談が長引くなどの起こり得るトラブルが想定できないのか??バカなのか???

 

「えっえっ」と言っている間にポンポン話を進められてしまいます。

根暗コミュ症にはホントそういうのきつい。やめてほしい。

でも就活ってこんなもんなんだな、エージェントいくつか使ってやるんだな、とりあえず会ってみないとわかんないもんな、などと考えるわけです。

 

電話の最後、「今、予定を決めたエージェント以外にも良さそうなところに電話番号を送っておきましたので、個別に連絡くると思います!宜しくお願いします!!」とか言われました。

 

え???

 

「いや、すみません。そんなにたくさん紹介されても困りますので、今予定を決めた分だけにさせてください。電話番号広めなくて大丈夫です」とお兄さんに伝えます。

流石にこんなの求めてません。
そもそも「こっちから紹介してください」なんて一言も言っていないのです。

 

するとお兄さん「あ、もう紹介会社さんの方に連絡してしまったので、電話口でキャンセルしてください!それに電話だけでもいろんなお話聞けた方がいいと思うんで!!就活頑張ってください!」とか言うんです。

キッッッッッッッッッツ。マジか。

 

電話の後、メールボックスにはアポイントの詳細メールがずらり。着信もぽこぽこ。

やってらんないっすよ。病みそうになった。

 

電話に出ては「もう間に合ってますんで」と言い、アポイントを取られた企業からは「面談までにこれこれしておいてください」「添付書類を記入して持ってきてください」とかメールで言ってくるわけです。それに返事をしたり、流石に無理そうな予定はアポイントをお断りしたり……。

もうその日から数日間マジで地獄みたいでした。

あの電話してきた兄ちゃんマジ許さないから毎日足の小指ぶつけねえかなぁと考えていました。

 

就活生の皆さん気をつけて下さい。

 

イベント当日に、私の担当になって闇を話してくれたお姉さんに、この電話が大変だった話をしたところ「うわ、そんなとこあるの……、エージェントはうち含めて同時並行に使ってもいいと思うけど、自分が大変になっちゃうなら、ちゃんと見極めて絞って使った方がいいよ〜」と言っていました。ホントですね。

加えて、アポイント取られまくった電話の企業に関しては「あそこwwww………やめた方がいいよ。着拒よ着拒。」とのことでした。

 

エージェント企業も、いい企業と悪い企業、紹介してくれる企業の質なんかもかなりあるので、使う場合はエージェント業界での評判も聞いてみるといいかもしれません。

 

後日談

闇を話してくれたお姉さんが担当だったのですが、途中で担当が変わってクラスカースト上位グループの運動部男子!!って感じのお兄さんになりました。

そのお兄さんに色々と企業を紹介してもらって就職活動をしていたのですが、紹介されて説明会に行った企業の中に、上記のクソ電話をしてきた企業がありました。

説明会で「弊社のサービスとしては〜」って話の時、パワーポイントにでかでかと例のウェブサイトのロゴが出てきました。

爆笑。

 

まぁお兄さんにその話をしていなかったので、しょうがないといえばそうなのですが。

新宿のたっっっっっっっっかいビルの中にあるオッッッッッッッッシャレなオフィスであんなことしてると思うとクソ気持ち悪いですね。

 

就活してわかったことは、世の中クソみたいな企業はたくさんあるし、クソみたいな人間も数え切れないほどいるということです。

みんなで仲良くクソみたいな人生送ってクソみたいに死んでいこうな。

 

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