こんにちは。榊です。
就活を始めてしばらく経ちまして、そこそ会社を見ている中でブラック疑惑企業が出てきましたのでご紹介します。
就職活動、転職活動を控えている方は参考にしてみてください。
就活中に親からもらった唯一のアドバイス
もういい歳ですから、就職活動について親から事細かにいろいろ言われたことはありませんでした。
ただ、帰国して就職活動をゆるゆる始めた私に、父親が唯一助言らしい助言をくれたのが、
親が死んだ時の忌引き休暇は何日もらえるのか、必ず聞きなさい。
というものでした。
自分の親から死ぬどうこうの話をされるのは一瞬ひるみますね。笑
え、死、……病気かなんかあったっけ?となります。
両親ともに元気に生きていますがこのことに関しては母も「もしもの時は急に来るからね。」とのことでした。
確かに父方の祖母が亡くなった時は、親戚一同皆忙しそうにしていたのを幼心によく覚えています。
遠い昔、祖母が亡くなった時のこと
父は男3人兄弟でしたので、みんなそれぞれ一家の大黒柱として働いています。
祖母が亡くなったのは私が小学生の時でしたから、もう10年以上前です。
ですが、記憶の限りでは祖父も父含む3人の息子たちも、人が亡くなった時の一連の行事には全て参加していたように感じますし、祖父の家でのいろいろな作業も親戚皆で行ったように思います。
父も伯父たちも名前を言えば日本中誰でも知っている名前の企業ですから、さすがに忌引き休暇はきちんと取らせてくれたようです。
私の友人には両祖父母が健在の人も多く、20代前半、人生で一度も葬式に出たことがないという人もそこそこいます。
そういう人たちのために言っておくと、葬式マジ大変だぞ。ということです。
悲しむ余裕もないくらいに忙しそうでした。
故人がどういう人だったかにもよりますが、人間関係の広い職業(どこかの先生や自営業なんかね)や友人の多い故人は、連絡する人も対応する人も尋常ではない量でハチャメチャに大変そうでした。
葬式なんて行われないに越したことはありませんが、そうも言っていられないのが人間というものですから。
有事の際に迅速に動けるようにしておきたいものですね。
身内が亡くなった場合、御社では何日忌引き休暇を取得できますか?
さて、父のアドバイスになるほど〜と思えた私は、とりあえず次の日に選考、説明会のある企業2社で話を聞いてみようと思いました。
1社目のIT企業では普通に「忌引き普通にあったと思うよ?ちゃんと調べて後日連絡しますね。」とお答えをいただきました。
まぁ別のところで闇を垣間見たので切りましたが。笑
問題は2社目です。
こちらはとある広告系企業。
榊さんは質問をしました。
説明会の最後にある質疑応答で手を上げて、「御社では、身内が亡くなった場合何日間忌引き休暇を取得することができるのでしょうか?」と。
人事のコミュ力高そうなお兄さんは言いました。
「あ〜、そうですねぇ。うちの会社そういうのきちんと決めてないんですよ。やっぱりいざ起こってみないと、亡くなった人との関係性もそうですし、何日必要かとかわかりませんし……。ケースバイケースって感じで対応してますね〜。」と。
ふ~~~~ん。
まぁこれではプラスにとっていいのか、マイナスにとるべきなのか、よくわかりませんよね。
どちらかというと黒い空気を感じます。
ひとまずその日の説明会兼一次選考会をパスしたので、その後の選考で別の人と話す機会があれば聞いてみようかなと思いました。
親が死んでも休みはなかった
二次選考の面接です。
説明会の時のお兄さんとは違う、背の低い女性が担当してくれました。
結論から言いますと、見出しの通り忌引き休暇というものは存在しませんでした。
聞いた瞬間、おほほほほ(^^)と笑いが漏れそうになった榊。
榊さんは「説明会で一度質問させていただいたのですが、身内、例えばですが、自分の親が亡くなった場合、忌引き休暇はいただけるのでしょうか?」と質問をしました。
ポイントは何日もらえますか?と聞かなかったことです。
何日もらえますかだと、もらえる前提で、あたかも「もらえるのが普通じゃんwww」というスタンスで質問していると思われかねないですからね。
まぁ案の定ありませんでした。闇。
人事のお姉さんは普通に「あ、そういうのはありませんね。」とバッサリ切ってくれました。
うにゃうにゃ言い出さなくて逆に良かったです。
曰く、そういった場合は有給休暇を急遽申請するという形になるのだそうです。
親兄弟が死んだら有給も自動的に消えるようなもんか……。
しかし、有給も無限にあるわけではありません。
「え、と……、そうなりますと、有給をもうほとんど取り終えてる状態で誰か死んだら、有給を前借り〜とかになるんですか??笑」
もう切る気マンマンですから、半笑いで人事に質問を続ける榊です。
おひょ〜wwwwwwみたいなテンションでした。
人事のお姉さんは言いました。
「休んだ日数分を給料から天引きになります。」
お゛っ(^^)
やってて良かったTwitter
さてそんな榊さん。
東京のビル郡に沈む夕日を眺めながら、肉体的な疲労以上に精神がドッと疲れた状態で山手線に揺られていました。
これが社会か……。いや、日本社会か。と。
正直、あまりにも人事の女性が堂々とお話されるので、これが社会のスタンダードなのではないか?という疑問が私の中で生まれました。
父や伯父たちは言ってしまえば大企業勤めです。
お休みなどの制度が充実していないなんてことはそうそうないわけです。
社会の普通は「忌引き休暇無し」なんじゃないか……??
とはいえ、こんな企業ばかりでもないはずです。
誰か、誰か私に社会の実態を教えてくれ…!
人事部を通した会社の内情ではなく、多くの企業の、普通とはなんだ、平均値ではない中央値を知りたい……、データが欲しい!!!!!
身近な社会人ってだーれ?となった時に真っ先に出てきたのがTwitterです。
困ったら賢いフォロワーさんたちがいろいろ教えてくださいます。
リア垢じゃない、様々な年齢、趣味を持つ方々がいる榊アキのアカウント…やってて良かった。
Twitterで、誰に宛てたわけでもない「TLにいらっしゃる一般企業にお勤めの皆様に質問です」という書き出しのエアリプにもかかわらず、多くの方がリプライをくださいました。
榊さんのツイート「普通、親が亡くなった時忌引き休暇ってどれくらいもらえるもんですか?今日面接で質問したら「自分の有給使ってね☆」って言ってきた会社があるんですけど、これって普通なの?」
私はまだ社会に出たことのない頭ゆるゆる大学生です。「それが社会の常識じゃい!!!そんなんも知らんのかこのアホ大学生!!!」と言われてしまう可能性もありますからね。
社会の普通ってなんですか〜?と質問をしました。
「それブラックだから。」
「親は5日くらいもらえるはず」
「ブラック臭がする」
「弊社は5日だったと思います。親等が離れる程減ります。」
「旦那のとこは5日くらいだったかなぁ。私はパートだから出勤予定日が休みになった場合、後日申請だった気がする。」
フォロワーさんたち……!!!!!
ありがとう。本当にありがとう。やっぱちゃんと忌引きもらえるのが普通だよね!!?!
ということで、忌引き休暇はきちんと聞いておくのが吉ですね。
その他休みや給料など、社内制度や規則がガタガタな可能性も見ることができます。
就活時に覚えていたら、とりあえず聞いてみるのがいいかと思います。
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