榊です。こんにちは。
一応今回でチェコへ留学を決めた理由の漫画は終わりになります。
ようやく本題の、コロナの真っただ中、留学していた話をすることができますね……。
↓前回
実際に目で見て、感じて、チェコに惚れたんだと思います。
というか、プラハに惚れたのだろうか。
なんにせよ、様々なところへお出かけしまくった私、榊が、初めて本気で住みたい!!と思った土地です。
ヨーロッパ旅行の機会を与えてくださったゼミの先生、現地で何かと助けてくださった先生のご友人の皆様や、ゼミの古い先輩にひたすら感謝したいと思います。
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人生初のチェコ共和国
ヨーロッパ旅行
ゼミが決まって、一番最初に同い年全員で集まったときに、いきなり先生が「夏にヨーロッパとか旅行行けばいいんじゃないですか?」って言ったんですよね。
突然。しかもその時6月とか。
なんか毎年どこかしらの学年(だいたい2年生)が夏か冬か、都合合わせてアウシュヴィッツ見学を目的としたヨーロッパ旅行に行っているみたいです。
私も旅行好きで、勢いに任せて夜行バスで京都行ったりするような人間なので、その時も間髪入れずに「行きます!!!」って言ったような気がする。
というかゼミ生12人の中でよく6人も手挙げたなと、今になって驚き。
出会って間もない6人で期末テストもある中、よくわからないながらも旅程を立て、先生や先生のご友人方と待ち合わせる日程やらも全て決め、よくまぁ約2週間も行って帰ってこれたな…。
実は、このヨーロッパ旅行から帰国した次の日、私は札幌で行われるゼミ合宿のため、北海道に前日入りしてるんですよね。
体力バケモンかよ……。
今じゃ考えられないですね。
この話もおいおい書いていきたいなぁ(遠い目)
初めてのチェコ、初めてのプラハ
街中を歩いて、とてもワクワクしたのをよく覚えています。
今思うと、もっと事前にいろいろ調べて、勉強してから行くべきだったと思うのですが、ほぼゼロの状態でチェコを感じられたのがかえって良かったのかもしれません。
どのくらい何も知らなかったかというと、旧市街広場にある天文時計に見向きもせず素通りするくらい、何も調べていませんでした。笑
やばすぎ。
帰国してから3か月後とか?に、Twitterでどなたかがプラハの天文時計を載せてバズっていて、それを見て「えぇ~~~そんな素敵なものあったの!!?」と、そこで初めて知りました。
意味わかんないですね。
正直、近現代史が大好きで、アンネ・フランクや杉原千畝の伝記を幼少期から読んでいたので、アウシュヴィッツ関連の方が関心度が高かったんです。
(アウシュヴィッツ関連に関心が高いという話をすると、「えっ、そういうの好きなのってどうなの」とか言ってくる輩がいますが、好きと関心が高いは別物ですよ。)
ホロコーストは全人類がきちんと事実を学び、自分の頭で考えるべき人類の歴史だと思っているので、目を逸らしちゃいけないよ。
広島と長崎も、きちんと知るべきですね。
まぁそんなことは置いといて、
事前学習はアウシュヴィッツ関連に全振りだったため、チェコをはじめハンガリーやアウシュビッツ以外のポーランド事情とかは全く調べていませんでした。
チェコはチャペック兄弟やカフカなんかが生きた国で、モルダウ聞きながら川辺を散歩できたらいいな~って感じでした。
適当。
これだけ全く知らない状態で行って、本当に心を揺さぶられたので、チェコに来るべくして来たのかなと思いました。
私運命とか信じないんですけどね。デステニ~。
今までの人生で思いのほか、チェコに関する物事と接してきたんだなという感じです。
小学生の時バカみたいにずっと本を読んでいたから、源氏物語に出会っていたから、原作や原点を突き詰める読み方をするようになったし、
吹奏楽部だったから、ピアノを習ってたからスメタナやドヴォルジャークに慣れ親しんでたし、
趣味で絵を描いて、いろいろな画家の絵を見ていたから、ミュシャを知っていたし、
歴史が好きで、旅行先では博物館や展示を見ることをメインにしていたから、原爆ドームにも行ったことがあったし、ヤン・レツルも知っていた、
現役で滑り止めしか受からなかったから、カレル・チャペックの『R.U.R』に出会えたし、
何よりこのゼミに入ってヨーロッパ来てますからね。本当に滑り止めの大学でよかったです。笑
全部繋がっているんだなと思いました。
無駄な時間ってないですよね。
全部があったからきっと、チェコに事前調べゼロで行って、感動できたんだと思います。
書いててまたチェコ行きたくなってきちゃった。
さて、やっとチェコという国そのものに惚れた話までこれたので、ひとまずこの話(「そもそもなぜチェコなのか」)は終了です。
次からやっとコロナの話だー!!!!
たぶん私の人生史上最高にドタバタで、最高に身の危険を感じて、最高に他人が聞く分には面白い話だと思います。
初めて漫画らしい漫画を描いているので慣れないことも多いですが、どうにか更新できてますね。
もう少し頻度を上げていきたい……。
プラハでカフェ巡りの記事もちまちま更新しているので、ぜひ読んでみてください。
カレル・チャペック『ロボット』のダイマ
私がドはまりしてチェコ語の勉強のモチベに繋がっている、カレルチャペック。
一番最初に読んだ彼の本です。
面白さは保証します。お時間のある方はぜひ。
カレル・チャペックによる戯曲
『R.U.R. Rossumovi Univerzální Roboti』(ロボット ロッサム万能ロボット会社)
岩波新書から千野栄一先生の翻訳で出版されています。
簡単にあらすじを紹介すると、とある孤島、世界中のロボットの生産を一手に担う工場の一室が舞台になります。
人間の代わりにロボットが労働をする社会へと変わった世界で、ある日突然ロボットたちが反旗を翻し、人類を抹殺していく…というお話になります。(ネタバレにならないようにほんとざっくりです。)
戯曲で基本的に登場人物の台詞しかありませんので、読書が苦手な方でも読みやすいと思います。
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留学中にたくさん街並みの写真を撮りました。旅行のできないこんな状況ですし、日本にいながらチェコ旅行気分を味わっていただけると嬉しいです。
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