注意:この記事は公開日が2月17日ですが、1月下旬に書いたものです。時系列がずれていることを念頭にお読みください。
こんにちは。榊アキです。
この度、短期のチェコ行きを決意したわたくし榊ですけれども、2月には語学学校が始まるというのに1月末の卒業がかかった試験や上旬のレポートラッシュでてんやわんやしており、フライト予約を完全に後回しにしておりました。
入社予定の会社に提出する書類を集めるために奔走していたのも大きいですね。
入社時に必要な書類を集めていたら衝撃の事実が発覚した話↓
面倒なことを後回しにする癖は本当によくないですね。
そして、フライトを決めかねていたのは世界情勢と自分のオサイフ事情もありました。
中東地域、緊張が高まる。
2020年の年末年始に何がありましたかと言いますと、日産のカルロス・ゴーンさんが保釈中、楽器ケースに入って関空をすり抜けレバノンへ飛んだり、イギリスのEU離脱協定法案が可決され、いよいよBrexiというところまできたり……。
そして何よりも、中東情勢が悪化していくのが連日報道をにぎわせていました。
平和ボケした日本にいても、ネットや友人たちの会話では「ひょっとしたら本当に大戦争が起こるんじゃないか」とささやかれるほど。
以前プラハへ飛んだ時は、中東のカタール航空を利用しました。
お財布にやさしいだけなくサービスもしっかりしていて機内食も普通においしいし、経由地のドーハ空港も広くてお店も多く、またプラハに行くならカタール航空を利用しようかな~と思っていた榊さん。
そんな中での中東情勢の悪化です。少し心配になりますし、別の経由地を考え始めますよね。
しかし、カタールは基本的に中東の中でも治安が良く、外務省のHPにおいても周辺国が渡航を控えるようになっていても基本的に渡航に問題がない場合が多いため、情勢悪化とは言っても「まぁ大丈夫じゃないかな」と軽く考えておりました。
全然大丈夫じゃない。
フライトをそろそろ決定しようと思っていた矢先、ウクライナの旅客機が撃墜されたんです。
戦争に全く関係ないところで、一般市民の犠牲が出ました。
乗員乗客は例外なく亡くなったことに加え、落ちた先にいた市民も多く被害を被ったようです。
怖すぎる。一気に血の気が引いていきました。明日は我が身とはまさにこのこと。
カタール航空という選択肢を排除して、とりあえず他でお財布にやさしいフライトを探します。
切り詰められるところは切り詰めないとですからね。
プラハでオペラや舞台にも行きたいし、カフェ巡りもしたいし、すでにアウシュヴィッツへゼミの後輩と見学に行く予定もありますから、お金は大切です。1、2万の差でプラハから他の国に軽く旅行できるかどうか変わってきます。
上海経由でプラハへ向かうフライト
早く日本からチェコへの直行便できないかなぁと考えながら検索をしていると、やはりお安いチケットは中国経由かロシア経由あたりが一番多くあります。
その中で日程的に丁度よいフライトが上海航空と中国東方航空でした。
以前の長期留学よりも前、ゼミでチェコを含むヨーロッパへ旅行をした際に中国北京経由の飛行機を利用したことがあるので、「まぁ同じ感じか」といった感じでこのフライトに決めました。
チェコ行きの航空券をようやっと取りました。往復7万ちょい。安い。
ホントは以前同様カタール航空使いたかったんだけど、中東情勢的にワンチャン死ねるので中国上海経由にしました。
これでなんか別のアレで死んだら笑ってください。— 榊アキ@短期留学中 (@29sakakiaki) January 12, 2020
フライト決めた私はこんなこと言ってました。
が、
なんとフライトを決定してしばらくのち、中国がとんでもないことになってしまいました。
中東情勢よりも世間をにぎわせた、新型肺炎コロナウイルスの出現です。
「中東情勢的にワンチャン死ねるので上海経由にしました」ですって。バカ野郎。
人間万事塞翁が馬とはまさにこのことです。
中東をやめて中国にしたときに「どうしてこれが安心と言えるだろうか」とか考えなかった自分…。
コロナウイルス蔓延する中国経由
待ってぇええ中東避けて中国経由の飛行機とったのに新型肺炎そんなにひどいことになってんの!!?!チェコで肺炎発症はマジ笑えないんだけどどうしよう
— 榊アキ@短期留学中 (@29sakakiaki) January 16, 2020
中東避けた結果、上海経由でもワンチャン死です。すごい。
しかも、期末試験が終わった次の日の深夜に出国する予定ですからね。
ただでさえ卒業かかっていて胃がヒィヒィ言っている試験期間なのに、テレビをつけてもTwitterを開いても電車に乗ってもコロナウイルスの話をしています。
「武漢で新型肺炎だって~」と言っていたところから、いつの間にか武漢は閉鎖され、隣の市も閉鎖、上海のディズニーランドも閉鎖、中国人は団体での海外旅行が規制され、日本国内でも感染者が増え、さらにヒトヒト感染も始まり、閉鎖された武漢の日本人を日本政府はチャーター機で希望者を帰国させ、さらにその帰国者の管理がずさんだとあちこちで声があがり……。もう怖すぎます。
上海のトランジェット6時間とその後プラハまでの機内約14時間で新型肺炎にかかることができる状況になってしまった。怖すぎる。
— 榊アキ@短期留学中 (@29sakakiaki) January 16, 2020
私の家は横浜の中華街近くです。武漢から来ている方もいるでしょう。
正直ニュースで取り上げられるようになるまでに、日本に来て帰っていった武漢の方とか絶対いますからね。
日本にいても自分がどうなるかわかりません。もしかしたら私自身もうウイルスを保持しているかもしれません。
こんな状態でプラハへ行って、入国拒否をされたらどうしよう、入国できてもウイルスを持っていて友人たちに移してしまったら?プラハの街中でバイオテロを自分が起こしてしまったら?もう怖すぎて試験どころじゃありませんよ……。
まぁ卒業しなくてはならないので死ぬ気でテストこなしましたけど。
こんな感じで私は中国経由で現在移動中です。
上海からプラハへ向かう飛行機の中、ウイルスにおびえながら記事を書いたり本を読んだりしています。
除菌ティッシュ使いすぎて手カッッッッッッッサカサっすよ。やばい。
ハンドクリームは手持ち荷物に入れるべきですね。
続き↓
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これらをトリミングしブログのサムネイルに使用していますので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。
こちらの方が画質よく見ることができます。
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