榊です。こんにちは。
更新に日があいてしまいました。
↓前回
今回は、チェコ語を勉強するきっかけとなった本、カレル・チャペックの『ロボット』について。
榊のことをある程度知っている方(Twitterのフォロワーさんや、チェコ関係でお会いした方々など)はよくご存じかと思いますが、本当に何かとチャペックの話ばかりしていた時期があります。
今も割と多いですけれど。
本当に、人生の中でも大きく影響を受けた作品だと思っています。
チェコへ行った経緯を先読みしたい方はこちら↓
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戯曲『R.U.R』(日本語題『ロボット』)との出会い
『ロボット』
昔、チェコ行きの理由をまとめた記事を簡単に書いたことがあります。
『ロボット』に関する話も少々載っています。
詳細記事↓ (今後のマンガのネタバレもあります。)
私、榊がこれほどまでにチェコにどっぷりとハマっていった、一番最初の一歩です。
『ロボット』
今でもあの技術論の先生には本当に感謝していますし、何よりもあの大学に入ってよかったなと思っています。
本当はもっとレベルの高い大学に行きたくて、でもセンター試験で盛大にズッコケて、結局滑り止めにしか受からなかった私は一年間大学に通いながら仮面浪人をしていました。
とっても懐かしい。
この技術論の講義に加えて、次回お話するゼミの活動がなかったら今の私はいなかったと思います。
この道を歩んできた自分が、自分自身一番好きだと思えるので、間違った選択ではなかったと胸を張って言えます。幸せなことですね。
ちなみに、こちら↓が件の戯曲『ロボット』です。
気になる方はぜひご一読いただければと思います。
面白さは私が保証します。
カレル・チャペックによる戯曲
『R.U.R. Rossumovi Univerzální Roboti』(ロボット ロッサム万能ロボット会社)
岩波新書から千野栄一先生の翻訳で出版されています。
簡単にあらすじを紹介すると、とある孤島、世界中のロボットの生産を一手に担う工場の一室が舞台になります。
人間の代わりにロボットが労働をする社会へと変わった世界で、ある日突然ロボットたちが反旗を翻し、人類を抹殺していく…というお話になります。(ネタバレにならないようにほんとざっくりです。)
戯曲で基本的に登場人物の台詞しかありませんので、読書が苦手な方でも読みやすいと思います。
原作厨、榊
さて、そんな大感銘を受けた榊ですが、本当に厄介なことに根っからのクソオタクなんですよね。
もう昔からです。
熱しやすく冷めやすいしいろいろ興味がある、けど気になったことは飽きるまでひたすら!といった性格は正直小学生になるか、ならないかくらいの年齢からな気がします。
好きになったシリーズ物は最初からしっかり見たい、読みたい、好きになった作家は全部読みたい、その作家の原点が知りたい、好きな本、映画、音楽は飽きるまでひたすら繰り返す。
音楽聞くときも、気に入ったアルバムやプレイリストだけ、ず――――――っと聞き続けるタイプです。
そして一番厄介なのがこの原作厨。何事も原点を見ておきたいんです。
私の人生の中で大きく影響を与えられたと思われるものは、大和和紀『あさきゆめみし』と手塚治虫なんですよね。
本当に小学生時代にものすごく感銘を受けました。
元々日本史大好き小学生だったこともあって『あさきゆめみし』はそのまま最終的に古典の原文を読みふけるところまでいきましたし、手塚治虫は一番最初彼の伝記から入り、小学生ながら自分で手に取れる手塚治虫作品を片端から読んでいました。
アニメ・漫画好きとして日本の漫画の原点を見ておかなくては、という気持ちも大きく、正直厄介な性格しているなとは自分でも思います。
2010年前後に中学生やってたド平成生まれの人間が、小中のときに昭和のアニメ・漫画をずっと見ている状態……。
もともとジブリ大好き人間だったので、そこから日本の昔のアニメーション、戦前後のアメリカンアニメーション(有名どころだと白雪姫、バッグスバニーやトゥイ―ティー、トムとジェリーなど)をよく見ていました。
それから『機動戦士ガンダム』。これは普通に原作・原点厨こじらせて頓挫した話です。笑
あれ、テレビアニメシリーズも映画ももうめちゃくちゃ作品数あるじゃないですか。
中学2年生くらいの時に、「仮にもオタクやってんだからちゃんとガンダムくらい履修しなきゃな(?)」と思った私は、とりあえず一番最初の1970年代『機動戦士ガンダム』を見たんです。
アレって最初のシリーズだけでも43話あるんですよ。
吹奏楽部で毎日アホみたいに部活やって、帰ってきて最近のアニメ見て、ジャンプ読んで、新刊の単行本読んで、ラノベ読んで、絵描いて、ってやってる中に『ガンダム』全シリーズはきつい。
結局ガンダムはファーストしか履修してない。
近年ネットで超ネタにされてた「止まるんじゃねえぞ」も、実はあのシーンくらいしか、知らないんです。笑
「原点、原点、」なんて言っていたら結局原点しか見てないとかザラなんですよね。
当時大人気だった『涼宮ハルヒの憂鬱』や『とある』シリーズとかも結局小説しか読んでないんです。アニメちょこちょこしか見てない。
原作、原点厨の弊害です。
今、飲み屋に行って知らないおじさんとかと話すときに、昔のアニメの話とかに乗っかると「???……何歳なの?」と言われることがあります。
逆に同い年くらいの人に一番好きな作品の話ができないので悲しいです。
誰か手塚治虫狂とかいないのか。
めちゃめちゃ話題がそれましたが、まぁそんな感じで厄介な性格をしているものですから、どうしても『ロボット』を原作のチェコ語で読んでみたくなったんです。
まぁ普通にチェコ語の教科書探そうと本屋行ったら、全ての店でありませんって言われたんですけどね。
この記事の初めにも載せましたが、マンガ用Instagramアカウントがこちら↓
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留学中にたくさん街並みの写真を撮りました。旅行のできないこんな状況ですし、日本にいながらチェコ旅行気分を味わっていただけると嬉しいです。
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